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他のインコとケンカ、その後骨折
ホオミドリアカオウロコインコのパキラが、2021年3月1日に、放鳥時間中に、コボウシインコの緑山とケンカして、足を骨折してしまいました。
ウロコインコは、何故か自分より大きなインコに立ち向かってしまう気の強さがあって、そこは問題視していたのですが、目を離した隙にやられてしまいました。
普段は、確実にパキラが勝つので、問題視していなかったのですが、コボウシインコは発情すると、異様な攻撃性を見せ、喧嘩を売られても引き下がりません。誰に発情しているのか?というと、オオホンセイインコの皇次郎♂に対して発情しています。
両者とも引き下がらない状況なので、闘鶏ではありませんが、一方がやられる可能性はあったわけです。ただ、パキラも怪我をしているのに引き下がらないのには、少々驚きました。パキラは、緑山を自分の格下と見ていたので、プライドが許さなかったのでしょう。すぐに引き離しましたが、右足を骨折していました。
これは、飼い主の注意不足もありますが、ともかく治療が必要です。
動物病院へ
夜間だったので、どうしようかと思ったのですが、パートナーの猫の治療をしてくれている動物病院が、夜間治療もしてくれるので、そこに行きました。
病院では、かなり嫌がりましたが、処置は、患部の固定と、それを取ってしまわないようにエリザベスカラーをしてもらってます。
思っていたのと違い、柔らかい素材で、噛んでも破れない素材のようです。
足は、飼育用のプラケースで、自然に繋がるようにように治すか、それとも固定するほうが良いのか?ということでしたが、折れている場所を確認した結果、固定するという判断に。
カラーに関しては、かなり嫌がって取ろうとするものの、今のところ大丈夫です。
治療費は、初日は9800円でした。ビタミンと痛み止めの混合薬付きです。薬は、シリンジで与えます。
帰宅後
帰宅後、カラーが大きく、餌をうまく食べられないので、長い部分を切り取りました。ただ、フチを噛める状態にすると、ボロボロにされるので、そこまでは届かない程度に切断してみました。
一応餌も食べられるようになり、甘えてもきます。管理のため近くにいるのが嬉しいらしく、何故か喜んでいるパキラですが、動物は前向きですね・・痛いはずですが、それ以上に近くにずっといられるほうが嬉しいようです。
インコを複数羽飼っていると、いつの間にか、それぞれのインコがお気に入り同士でペアになってしまうのですが、パキラは相手がいません。。
最近は、オキナインコの宙太郎に恋をしているようですが、パキラが宙太郎を虐めた事があったので、宙太郎は逃げ回ります。あと、宙太郎は浮気者ではありますが、同じくオキナインコのオクラ、あとオオハナインコの花太郎をパートナーだと思っているようです。(全員♂)
ともかく、パキラは、その状況でいじけているのも知っていたのですが、嫉妬で他のインコに攻撃していました。
放鳥時間には注意が必要ですが、別々に出すと、パキラは特にいじけるので、今後何かを考えなければいけません。
二日目 3月2日
治療二日目です。
先日に比べて、片足で行動することが上手になり、餌とかでも、あまり困ることなく食べれるようになりました。
体自体は健康体なので、いたって元気なのですが、この状態でも遊ぼうとするので、骨が繋がるのが遅れるのではないか?とも思ってしまいます。
病院では、エリザベスカラーと、テーピングのチェックだけで、これで特に問題ないとの事。
次に行くのは木曜日ということになりました。二日後ですね。
病院は緊張するので、車では、すぐに眠くなります。
ただ、こういった移動は好きなので、ご機嫌な事が多いです。かなり甘えてきますね・・こうして考えると、ウロコインコは、飼い主と密な関係のほうが幸せかもしれません。
意外にも、ヨウムやオオハナインコ♂とかは、一人遊びが好きなのですが、ウロコインコはべったりの上、嫉妬心や、対抗心も強いので、他のインコの存在を快く思っていません。。
怪我を負わせた、緑山は、パキラとは、同じ時期に生まれていて、一緒に育ったのですが、基本的には、パキラが兄貴分で、基本的に仲良くしていました。
今回の事件が起こる前は、パキラのほうが、ずっと強くて、お互いに羽繕いもしていました。
インコの問題の多くは、発情によって起こります。最近、緑山が、発情時にどんどん狂暴化してきていたのですが、ちょっと今は危険かもしれません。
普段は、臆病な緑山は、その時だけ性格が変わってしまって、二回りは大きな、オオハナインコにすら襲いかかります。
一応、皆察して逃げているので、大事には至っていませんでした。
とりあえず、今後は、緑山だけは、一緒には放鳥出来ないでしょう・・
エリザベスカラーが付いているので、テーピングに問題は起きていません。
ぼくが小学生のころ、文鳥が骨折したことがあるのですが、その場合は、二週間程度で骨は繋がりました。
鳥類は、比較的骨のつながりは早いような気がします。ただ、小さい生き物は、治療の精度が、大きな生き物に対しても、相対的におおざっぱになりますので、骨が曲がって付かない事を祈るばかりです。
新しいケースに、住処を変えることに。
ペットシートでも良いのですが、爪が引っかかるのとフンが体に付いてしまうので、木屑に敷き替えました。
とりあえず、これで、何か引っかかるものも無くなったような気もします。
誤飲はどうなんだろうとも思いましたが、インコは、紙や木を毎日噛んで小さくするので、これで問題が起きるようなら、そもそも最初から問題が起こっていると判断して、これを使うことに。
あと数日で、なんとなく繋がってくると良いのですが・・
骨折から11日後 3月12日
骨折から11日経ちましたが、まだ骨は完全には繋がっていない様子。あと一週間ぐらいかかるでしょうか?
本人は非常に元気なのですが、その元気さ余って、エリザベスカラーもボロボロです。
このカラーが、ボロボロになったら、再び来てくれとのことだったので病院へ。
この写真は、病院で撮らせていただきました。
新しいエリザベスカラーを付けていただきました。
次の受診は、一週間後です。
そのころには、骨も繋がってくれてると良いのですが、そこはなんとも。というか、パキラ自身が、けっこう元気に暴れるので、それで繋がりかけの骨も、また折れるのではないかと心配になります。
一週間後に、テーピングが取れて、晴れて元気に動きまわる姿を見たいのですが・・
3月13日
そろそろ、パキラを他の鳥と同じ空間で遊ばせることに。
ウロコインコの特徴かもしれませんが、自分の境遇を他の鳥と物凄く比べる傾向があるような気がします。
骨折を気にしているのか?というと、そうではなく、他の鳥は遊んでいるのに、なんで自分は遊べないの?とか、あそこに行けば良いことがあるのに連れて行ってくれない。他のインコは嫌いだけど、一緒にいないのは嫌だとか、複雑な心境があるようです。
想像するに、自分の見えないところで、他のインコは特別に可愛がられているはずだとでも思っているのではないか?と思える行動もしばしばあります。
なので、他のインコと飼い主が見えなくなると、悲痛な鳴き声をあげます。皆がいる中で飼い主がいなくなるのは、まだ良いみたいです。
ある意味、平等主義者なのかな?とも思ってしまいます。
ですが、自分だけが特別に可愛がられるのは良いらしく、飼い主と密な関係で、他の鳥はいないというのは最高の状態みたいですね。
かなり、かまってちゃんなところがあるのがウロコインコで、他の鳥に比べて、随分とウエットな感じです。
3月16日
なんか、足が前に出てるし、掴もうとしてるし、骨繋がってるんじゃないでしょうか?
そろそろ外せそうというより、自分で取ってしまいそうな雰囲気。
そういえば、両足で歩いてるし、そろそろ受診でしょうかね?
足が関節から曲がるということは、骨は繋がっているということですね、やっぱり。繋がってなければ、自力で、前に足が曲がることもないわけです。
いよいよだとは思いますが、おそらく、筋も断裂してる可能性が高いので、完全回復には、もう少し時間がかかるかもしれません。
3月25日
とりあえず、取り付けていたいたものが外され、晴れて自由に動き回れます。
ただ、まだ完治はしておらず、筋肉関係は、上手く動いていない感じ・・おそらく筋等の断裂もあったのでしょう。
ただ、両足で立ててはいるので、徐々に回復という感じでしょうか?
歩くのには、問題なさそうですが、掴む握力が弱い感じです。動かさなかったので、筋力低下の問題もあるでしょうね・・
4月14日
パキラの骨折と、おそらくあった筋の断裂ですが、ついに完治しました!
1カ月半もかかった事から、かなりの重症だったことが分かります。ただ、後遺症も無さそうで、骨が曲がっているということも無さそうです。まだ、若干握る力が弱めな気がしますが、既に物を握れるので、弱った筋力も回復するものと思われます。
事故は起こるものですが、原因になりそうなものが、徐々に見えてきたりしますので、そういったものに気が付いたら対策していく必要があります。皆様ご注意を!