オオハナインコを2年飼育してみた感想

オオハナインコを2年飼育してみましたので、感想を書いてみようかと思います。

これらの記事は、あくまで、うちの場合ということになります。すべての個体に当てはまるものではありません。

オオハナインコについて

オオハナインコの花太郎(ハナタロウ)♂(左)と妖子(アヤコ)♀(右)

オオハナインコは、ニューギニアやソロモン諸島等に分布する、350~600gぐらいの大型インコです。

特に大きな特徴ですが、オスとメスの体色が、かなり異なるという点です。緑がオスで赤がメスです。
一般的に、オスとメスの性格が異なると言われていますが、その点は、他のインコも異なりますので、似たようなものと感じています。あくまでも、オオハナインコという種の範囲内かと思っています。

日本で多く見られるのは、ニューギニアの亜種で、ついでハルマヘラオオハナインコが多いという感じでしょうか?
9亜種ほどいて、それぞれ特徴が異なるわけですが、花太郎と妖子は、嘴の大きさがかなり異なったり体型もかなり異なることから、違う亜種であることも考えられます。
そもそも、嘴に関しては、オスとメスとでは、大きさが異なったりするわけですが、妖子に関しては、いわゆるニューギニア亜種の個体とは、随分とルックスが違うという感じです。

食性としては、果物を好むという感じで、他は種子を好むという感じです。実際に果物食が多いので、ロリキートほどではありませんが、果物を与えてやると、他のインコよりも喜びます。
うちでは、昆虫ゼリー等もおやつに与えています。
昆虫ゼリーは、登場以来、カブトムシの寿命など飛躍的に伸びているので、糖分が大丈夫な生きものであれば、けっこう良い物なのではないかと考えています。
オオハナインコは、腸が、他のインコよりも長いと言われる事から、草食性が強いと考えられます。

一般的には、メスは活発で、攻撃的で、オスはおっとりとしていると言われていますが、うちの場合は、花太郎のほうが、はるかに活発だと言えると思います。
攻撃性に関しても、色々な条件付きで、場合によっては、オスのほうが攻撃的だと言える状況もあります。

ペットショップ等で売られている値段ですが、他の大型インコに比べると比較的安価という感じですが、最近は高くなってきたように思います。
売れ残っていない雛だとすれば、込みで20万円以上はすると考えたほうが無難でしょう。

個人的に、インコの情報は、昔誰かが言ったことが、常識化して独り歩きしている感じも受けますので、情報としては、こまめに更新されていったほうが良いと思っています。

学名 : Eclectus roratus 
現英名 :Eclectus Parrot 
体 長 : 35~42cm 
体重 :350~600g?
寿命  :30~50年?

 

 

オオハナインコはどんな性格?

オオハナインコの性格は、1~2年ぐらいで徐々にはっきりしてくるという印象です。

非常に繊細なので、他の種のインコと同じようなしつけは難しいかもしれません。

褒めてやると、バサッと羽を広げて喜びますが、叱ると、バサッと羽を広げて怒り、抗議します。

あくまでも、うちのケースですが、命令口調を嫌い、無条件で甘く優しい人を好むという傾向です。

オスの性格

オオハナインコ ♂ 2歳

オオハナインコの性差による性格の違いですが、オスの場合、メスよりも臆病で、これは、優しいとか、そうものとも異なるものです。

一度嫌な目に合うと、ずっと覚えていますし、爪切りなど、他のインコに比べても、はるかに恐がる感じです。
ここでは、爪切りのケースを書きましたが、その個体が何を恐がるかに関しては個体差や経験差があると思われます。

あと、臆病さからくる攻撃性もあるのではないかと思っています。恐怖から逃れるために攻撃してくるというケースです。
こちらが恐がらせてしまった場合は、その事を覚えていて、攻撃してくる事があります。その事が、些細な事でも関係ありません。

おっとりしているとよく言われますが、実はこまめに動き、物を壊して回ります。この点に関しては、メスよりもオスのほうが頻繁なように感じます。

馴れ方については、メスよりも社交的で、広く浅くという感じがあります。
特定の個人にも馴れますが、べた馴れ度に関しては、メスには及ばないという印象です。

非常に繊細なので、毎日十分に接してやらないと、すねてしまいますし、当然ながらストレスで噛みついてくることもあるでしょう。

この時、気が荒いから放置というような事をすると、傷ついてしまい、荒鳥化してしまうことも考えられます。

野外では、オスのほうが社交的な面もあります。メスが巣を守り、オスが飛び回って餌を運ぶという習性と関係があるかもしれません。

オオハナインコは、メスを中心として、数羽のオスが取り囲むような、逆ハーレム状態を作るようですが、けっこう乱交型で、オスは他のメスの所にも行き来するようです。
そういった点から、オスは社交性を持っているのかもしれませんね。

それでもメスは、気に入ったオスの子供だけを産み分けているとも言われているようです。

メスの性格

オオハナインコ ♀ 3歳

オオハナインコの場合、テリトリーをめぐる争いは、メスを中心に行われるため、メスのほうがはるかに勇猛で、どっしりかまえているという印象があります。

にもかかわらず、オスよりも繊細なところがあって、飼い主というか、インコがパートナーと思っている相手と会えない場合は、オスよりもずっと傷つくという感じです。
パートナーと思っている相手が他の人や、鳥、動物と接していても、雄たけびをあげて抗議することがあります。

懐き方に関して言えば、ある特定の人に馴れるという意味では、メスのほうが深い愛情を見せるという感じがします。
メスのオオハナインコにパートナーと認められた人は、本当にベタベタになって信頼されます。

攻撃性に関しては、意外に限定的なところもあって、パートナーと思っている人に対しては、抗議はしても、攻撃という感じにはならない事が多いという印象です。
これは、あくまで、信頼関係があっての話ですが、その場合、パートナーと思っている人にはべったりとくっ付いて離れません。

ただし、敵視している人に関しては、容赦なく襲い掛かってくるという性質もあって、その点でははっきりしているため、もし家の中に、パートナーと思われている人と、敵だと思われている人がいる場合は、それに応じて対応することは可能ではないか?と見ています。

狂暴だからと放置すると、やはり荒鳥化するのではないかと思われます。

パートナーに関しては好みがあるようで、それは鳥自身が決めてしまいます。その点はオスも同様ですが、パートナーを人と決めるか、多種の鳥と決めるか、同種のオスと決めるかは、インコ次第というところがあります。
残念ながら、うちはペアにするべくオオハナインコのオスを迎えたわけですが、オスの花太郎が妖子を嫌ってしまって、ペアにはなりませんでした。
オスは繊細で臆病なため、妖子のちょっかいに耐えられなかったようです。

性格が強そうなオオハナインコのメスですが、内弁慶なところがあって、外では小さくなっていることもあります。テリトリーから離れると不安になるようです。

メスは本来、巣穴の中に隠れている事が多いと思われるような行動を見せますが、体色が葉っぱに対して保護色のオスとは異なって、外では目立ちやすいこともあって、外敵には狙われやすいのかもしれません。
そういう所では。普段敵だと思っている、ぼくに対しても攻撃してくることはなく、頼ってきます。

 

雛~成長期にかけて

生後3か月のオオハナインコ

雛の時期は、他のインコ同様に、ケイティやズプリーム等の、フォーミュラのさし餌が良いでしょう。

他の鳥と同様で、保温は必要になりますので、保温器具は必用ということになります。
夏場でも、急に気温が下がることがありますので注意が必用です。
ただし、温度が高くなりすぎには注意が必用でしょう。気温が高い時も、エアコンの風が、直接当たらないよう注意してください。

オオハナインコの場合、こういった幼鳥時には、PBFD(サーコウイルスによる感染症)という感染症に感染しやすいため、なるべく、他のインコ、特にセキセイやラブバードの未検査の個体とは接触を避けたほうが良さそうです。

意外に成長は速いので、早いうちから言葉を教えてやると良いと思います。もし、言葉を教える必用は無いと思う場合でも、非常に寂しがりな鳥であることもあって、声かけは重要だと考えてください。

反抗期

反抗期は、他の鳥種と同じようにあると思うのですが、うちの場合は、よく分かりませんでした。
そういうのを通り越して発情期になったという感じです。

 

 

言葉は覚える?

オオハナインコの場合、言葉に関しては、よく覚える部類に入ると思います。
大型としては早いうちから話し始め、生後半年ぐらいから、さえずりのようにお喋りするようになります。例えるならば、セキセイインコのような感じでしょうか?
そのさえずりの語彙に関しては、オスもメスも遜色ないという感じです。

ここから、多少の訓練も必要かもしれませんが、言葉には意味があるということも教えることが可能なようです。

オオハナインコの場合は、TPOを把握した会話というものは、ヨウムやオキナインコよりは苦手という感じですが、きちんと状況を把握して、的確な言葉を喋るようにはなるようです。

覚える言葉の語彙は同じぐらいですが、性質上、オスのほうが、人に話しかけることは多いようです。

 

 

芸は可能?

オオハナインコは、非常に知能が高いインコなので、もちろん芸も覚えます。

ただし、成長するにつれて、徐々に自我が目覚めますので、命令には反抗するというケースも出てきます。
オオハナインコの破壊力は半端ではないため、その点は注意しましょう。

遊び感覚で出来るようなことをするのが良いのではないでしょうか?

 

 

気をつける点

 オオハナインコに限らずですが、インコという鳥は知能が高く、感受性も強いため、色々と気を付けなければならない動物でもあります。

種子食という性質から進化した嘴の破壊力とか、知能の高さから起こしてしまう事故など、書けばきりがありませんが、ここでは部分的に書いてみます。

噛む力

オオハナインコの噛みつく力は猛烈で、もし敵視されてしまった場合は、色々と気を付ける必要があります。

以下に、ぼくが攻撃された時の記事を書いていますが、それなりのケガなので、そういったことが大丈夫な方は見てください。
飼うのには、それなりの覚悟が必要なので、知っておいてほしいところです。

閲覧注意!大型インコにけっこうなケガを負わされる

インコの場合は、好きな相手も嫌いな相手も自分で決めるので、その点は色々と考えておいたほうが良いでしょう。
優しくされたから、必ずしも好きになるという感じでもなく、嫌いな人は嫌いという感じになります。

 

好奇心が強い個体

当然ながら、インコも想定外のケガをすることがあります。例えばケージとか、遊具でもケガをすることもあるわけです。

花太郎に関しては、異様に好奇心が強く、とても動き回るため、当然事故の確率は上がります。

このケガは、インコ用の遊具に足環を引っかけてしまって、爪が根元から折れてしまったものです。

どうやって、そんな器用な事を?と考えてみましたが、知能が高いインコだけに、インコ自身が考えないとそんな事はできないだろうという事故を起こしたりします。
フックやナスカン等も簡単に外してしまうという事は分かっていましたが、自ら取り付けるという能力も身につけてしまったのかもしれません。

遊び道具は、インコにとっては重要なものですが、この場合は、遊び道具をケージに入れない事にしました。
その分外で遊んでやる必要性が高まりましたが、どちらにせよ、オオハナインコは長時間遊んでやらないと信頼関係を維持するのは難しいのです。

 

声は、やはり大きい

オオハナインコの場合、時間帯による雄叫び等に関しては、さほど気にすることもないでしょう。おそらく、オオハナインコが、他の大形に比べれば静かだと言われるのは、ここからきていると思います。

ただし、呼び鳴きや、抗議するときの声、喜んで興奮した時の声等は、体格なりの大声を出します。
これは、信頼関係の証で、自分がパートナーだと思っている相手に対して大声を出すわけです。
もし、飼い主が、オオハナインコに好かれていない場合は、呼び鳴きや抗議や喜んでの大声は、あまり無いと思いますが、その場合は荒鳥になってしまう可能性が高くなりますし、飼い主や鳥にとっても不幸なことです。

防音対策は必用になると思います。

人間の食べ物

アボカドやチョコレート等、気を付ける食べ物は多くあります。
果物食が強い草食性という事から、アボカド等も大丈夫だろうという感じになるかもしれませんが、植物なら何でもというわけではないので注意が必用です。

人間のように、汗腺のような器官は無いので、他の動物同様に、塩分が多い食べ物にも注意が必用です。
人間の場合は汗腺があるため、塩分が体外に抜けやすく、そのため、他の動物よりも少々塩分の多いものを食べても大丈夫なのです。

買い物袋等を置いていると、勝手に破って中身を食べている事がありますので、その点にも注意です。

 

とても感情豊かで、賢く繊細な鳥

現在の花太郎と妖子

オオハナインコは、とても賢い鳥で、少々過小評価されている面もあるように思います。昨年の時点では、コボウシインコやオキナインコよりも知能では及ばないという感じでしたが、それは幼さゆえだったようで、最近は、じわじわと賢くなり、そのうち超えてしまいそうな雰囲気も持っています。
状況を、明確に把握する力も、かなりつけてきました。

感情も豊かで、馴れている人に対しては、全力で喜びや、悲しみも表現しますし、懐いている人とずっと一緒にいたいという感じで、くっ付いて離れません。人間のほうが、むしろドライなので、それに応じるのは大変なことですが、それにきちんと応じることが出来るならば、むしろ、オオハナインコのほうがこちらをパートナーと認め、一生のパートナーとなることも可能なインコだと言えると思います。

寿命に関しては、長命なオオハナインコの話を聞いたことがありませんが、同じぐらいの体格のインコと同様に長いと想定して飼う必要もあるでしょう。

非常に繊細で、こちらの表情や、その日の気分に関しても、とても理解しているので、こちらが不安定になると、オオハナインコも不安定になったりします。
インコと共に心穏やかに過ごすのが、このインコと上手くやっていく秘訣だと思います。
嘘はバレますので、空元気ではダメという感じでしょうか?

ドライな鳥ではないため、表面的な関係を望むならば向いていない鳥のような気がしますが、もし、内面的な意味でも繋がりたい場合は、なかなか他にはいないパートナーになってくれるはずです。

 

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Posted by 中村 智道

映像作家・画家
2018年に体調を壊してから、現在に至るまで、まともな制作が出来なくなったことから、極力エネルギーを使わずに制作する方法を考えています。
みどりの王様は、その実験的な試みで、なるべく消耗することなく制作する方法をこれで考案中。
無理の無いよう、のらりくらりとやっていきます。

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